紙箱とは? 初めての方にもわかりやすく解説!What is a vanity case?

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目次

1.紙箱とは?

2.紙箱の用途は?

3.紙箱のメリットとは?

4.紙箱のデメリットは?

5.紙、インク… 田中紙業の、環境保全を考える箱づくり

6.まとめ

 

1.紙箱とは?

紙箱は、商品をパッケージする紙製の箱のことで、無地のものやカラー印刷を施したものなど、たくさんのパターンがあります。
形状も、ふつうの四角い長方形タイプの箱から、手提げ付きタイプのものなど種類も豊富。
商品や用途に合わせて、形状を自由にデザインできるのも、紙箱の特徴のひとつです。

 

2.紙箱の用途は?

多くの商品は、裸のままではなく、何らか梱包されたかたちで店頭に並びます。 たとえば食品。
生鮮食品などはビニール製の袋に梱包されていることが多いもの。
しかし、クッキーやお茶などのような日持ちのするタイプの食品は、商品名が印刷された紙箱に入った状態で陳列されているのが一般的ですよね。
また、観光地などで見かけるお土産ものの食品も、日持ちするタイプなら、地名などが印刷されたポップなデザインの紙箱に入れられて販売されているのを、よく見かけるのではないでしょうか。
このように、紙箱は商品を販売するための大事なツールのひとつ。

そんな紙箱に求められる役目について、見ていきましょう。

紙箱には、商品の個包装としての用途のほかに、大きな商品の付属品を包装するために用いられることもあります。
たとえば、パソコン。
パソコンはだいたい大きな箱に入った状態で販売されます。
パソコンが入ったその大きな箱を開けると、ケーブルなどの小物類が、それぞれシンプルな紙箱に小分けに収まった状態で入っているのを、目にしたことはありませんか?
紙箱で小分けにすることで、大きな箱の中で小さな付属品が迷子になってしまうことを防いでいるのです。

そして、ギフト用のお菓子。
ギフト用のお菓子は、高級感のある化粧箱に入って売られているのが一般的ですよね。
化粧箱を開けると、さらに紙の小箱が順序良く整列した状態で並べられ、それぞれの小箱にお菓子が入っている、というのがよくあるスタイル。
お菓子がつぶれないようにという配慮のほか、購入者に箱を開ける楽しみを何度も味わってもらうことで、手にしたお菓子に対して特別感を味わわせてくれるつくりになっています。

このように、紙箱は様々な用途で日々たくさん使われ、消費者の購入意欲を刺激し続けている重要なツール、と言えるでしょう。

 

紙箱のメリットとは?

商品をただ梱包するだけなら、極論すると、ビニール袋やふろしきでも構わないはずです。
しかし、敢えて商品にふさわしい紙箱をデザインして梱包し、販売するというスタイルを採るのは、それ相応のメリットがあるからです。
ここでは、ロールケーキを例に、紙箱を使うメリットをご一緒に見ていきましょう。

メリット①商品や商品名をアピールしやすい

商品を適当な風呂敷などの布類で梱包してしまうと、当然ながら外部から商品が見えません。
そのため、お客様にとっては、たとえ商品棚に「△△堂のロールケーキ ○○円」と書かれていたとしても、どんな感じのロールケーキなのかがわからず、手を伸ばしづらくなってしまうでしょう。
お客様は購入するかどうかを決めるときに、商品の色やかたちもしっかり見て選んでいるもの。
では、中身が見える透明なビニール製の袋に入れれば問題ないのでしょうか。
しかし、ビニール製の袋の場合、とくに接着部分などががしわになりやすいですよね。
そうすると、消費者にとっては、「△△堂のロールケーキ」の印字が読み取りにくくなるでしょう。
生産者としては、世の中に数あるロールケーキの中から、「当社のものが一番である」ことを消費者に印象付けたい、そして社名や商品名をきちんとアピールしたいもの。
紙箱を使えば、印刷がパリッと美しく映えますので、大きなメリットと言えるでしょう。

メリット②商品を紫外線などから保護できる

ビニール製の袋の場合、確かに中身のロールケーキはよく見えます。
しかし同時に、店内の照明や窓から差し込む陽の光も、商品に当たってしまうことになります。
特に食品は、直射日光や照明によって褪色したり、味が変質したりするなど、影響を受けやすいもの。
また、時間帯や陳列する場所によってはじゅうぶんな光が当たらず、せっかくよい商品なのに、消費者に見つけてもらいにくくなる心配が生じます。
その点、紙箱なら、中身の商品を余計な光から守ることができ、安心です。
かつ、箱の表面に、プロのイラストレーターに依頼するなどしたポップなイラストをプリントしたら、どうでしょうか。
商品がたとえなにかの物影になる位置に陳列されたとしても、イラストが目を惹き、消費者の購買意欲を刺激することが期待できるでしょう。

メリット③自由に成形できる

近頃は、買い物袋は有料なので、マイバッグを持参するのが一般的です。
でも、気に入った商品を見つけても、すでにマイバッグが満杯だったら、購入を躊躇するお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、もし、商品が持ち手のあるタイプの紙箱に入って売られていたらどうでしょう。
たとえマイバッグが満杯でも、このタイプの紙箱なら、かんたんに手持ちできます。
お客様はきっと、購買意欲を刺激されるがまま、気軽に商品を手に取って購入してくださるでしょう。
このように、紙箱は形状の自由度が高いので、商品やお客様のニーズに合わせてデザインできる点も大きなメリットですね。

メリット④商品を輸送時の衝撃から守る

ロールケーキのような、柔らかさが魅力の商品では、一番心配なのが商品の移動でしょう。
つまり、購入してくださったお客様がお店から自宅まで商品を持ち帰る間、電車の人混み、あるいは自転車のカゴの中で揺れにさらされる、といった可能性が考えられるのです。
そうなると、移動している間に、柔らかいロールケーキはつぶれるなど変形してしまう恐れがあります。
しかし、紙箱に入った状態での販売なら、商品がしっかり守られますよね。
お客様の自宅で、ロールケーキは無事に購入したときの形状を保ったまま、お皿に並べられることでしょう。

メリット④商品を輸送時の衝撃から守る

ロールケーキのような、柔らかさが魅力の商品では、一番心配なのが商品の移動でしょう。
つまり、購入してくださったお客様がお店から自宅まで商品を持ち帰る間、電車の人混み、あるいは自転車のカゴの中で揺れにさらされる、といった可能性が考えられるのです。
そうなると、移動している間に、柔らかいロールケーキはつぶれるなど変形してしまう恐れがあります。
しかし、紙箱に入った状態での販売なら、商品がしっかり守られますよね。
お客様の自宅で、ロールケーキは無事に購入したときの形状を保ったまま、お皿に並べられることでしょう。

メリット⑤コンパクトにたたむことができる

紙箱は、基本的には1枚の紙でつくられています。
そのため、使用後は、かんたんに折りたためるので、コンパクトにできるのもメリットのひとつ。
なにより紙箱は軽いので、いっぺんに大量に運ぶことができますし、輸送にかかるコストも抑えることが期待でき、とってもエコですよね。

メリット⑥大きなサイズや、強度のあるものを製作できる

田中紙業では、段ボール素材の箱の製作も行っています。
サイズも自由に制作でき、強度も調節できるのが、紙箱の大きなメリットのひとつ。
一方、高級さが特徴の化粧箱では、大きなものや精密な商品を安心して入れられるようなものは制作できません。
しかし紙箱は、大きめの商品がピッタリ入るサイズのものや、梱包する商品に合わせ、強度を高めた箱の製作などもできるので、利便性がとても高いのです。
また、wi-fiルーターなど、精密機械を入れても安心な、高い強度をもつ段ボール素材の箱の製作も可能です。
あらゆる形状の商品の梱包を想定した紙箱には、化粧箱にはない、大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。

 

4.紙箱のデメリットは?

紙箱のメリットをたくさんご紹介いたしましたが、デメリットももちろんあります。

デメリット①特別感や高級感がない

紙箱は、どうしてもつくりがシンプルになります。
どちらかというと、業務的な印象の仕上がりが多く、紙箱を手にした人に、特別感や高級感を感じてもらうことは難しいですね。
贈り物などの用途には、やはり紙箱より化粧箱のほうが向いていると言えるでしょう。

デメリット②印刷の自由度がない

紙箱は、シンプルなつくりだからこそ、作成する形状やサイズなどの自由度が高いという利点があります。
逆に、自由度がほとんどないのが、印刷です。
もちろん紙箱にもカラー印刷はできますが、グラビア写真のような鮮やかな印刷はできません。

 

5.紙、インク… 田中紙業の、環境保全を考える箱づくり

化粧品

SDGsということばが一般的になり、環境への配慮が当たり前に求められる現在。
企業側も、消費者から常に、環境保全への取り組み姿勢について見られている、ということを意識する必要があります。
それは、紙製品を扱う印刷紙業界でも同様です。
そこで田中紙業では、製作に使用する紙やインクについて、お客様のニーズに合わせ、環境配慮型商品を積極的に提案しております。

① 森を守るFSC認証を取得

田中紙業では、2021年9月にFSC認証を取得しました。
FSC認証とは国際的な制度で、持続可能な森林活用や保全を目的として誕生した認証です。
適切に管理された森林から生産された木材を使い、紙製品を製作しているかどうかなどを厳しく審査され、やっと発行されるという認証なのです。
このFSC認証マークは、毎年目にする年賀状にも印字されています。
このように、近年では、身近な紙製品でこのマークを目にしない日はない、と言えるでしょう。
実は、田中紙業は、もともとは古紙回収業者でした。
不要な紙を燃やしたり捨てたりするのではなく、回収してリサイクルし、資源にする。
創業当初から環境意識が高かった田中紙業の姿勢も、認証取得への大きな後押しとなったはずです。
現在、田中紙業が製作する紙箱や化粧箱には、このFSC認証マークを印字することもできるようになっています。
FSC認証マークがある紙箱を商品の包装に使うと、企業のエコなイメージもぐんと上がるため、お客様にもご好評頂いています。

② 再生紙や非木材紙を使用した紙箱製作

田中紙業では、古紙を配合した再生紙の紙箱製作も積極的に行っています。
そのほか、木材を原料としない、非木材紙での紙箱製作にも対応。
非木材紙とは、麻や藁、サトウキビ、竹、そしてハイビスカスの仲間のケナフなどを主な原料とする紙です。
こうした植物は、木材より生育期間が短いので生産コストを抑えることができ、また、木材より多くの繊維が含まれているので、木材に変わる紙の原料として、印刷紙業界でも大きく注目されている素材なのです。
田中紙業では、環境に配慮した紙箱のサンプルを多数ご用意。
お客様のニーズに合わせて、SDGsな紙箱製作を行っています。

③ 自然由来のインク、ベジタブルインキを使用

従来のインクの多くは、石油由来成分です。
しかし、田中紙業では、紙箱や化粧箱が役目を終え、廃棄処分されることまで視野に入れ、紙とインキの分離が早くて土中分解も早い、植物由来のベジタブルインキを印刷に採用しています。
ベジタブルインキは、大豆油やヤシ油、パーム油、亜麻仁油などの植物や、使用済みの天ぷら油などの廃食用油をリサイクルして作られたインキです。
従来のインクと比べると、プリントしたあとの乾きが遅いのが難点。
しかし、その発色は極めてよく、なによりその高い耐摩性には定評があります。
紙箱には、輸送時などに商品が傷つかないよう守るという役割がありますので、たとえ乾くのに少し時間がかかるとしても、耐摩性に優れているに越したことはありません。
田中紙業では、ベジタブルオイルインキを使用したことを示すマークを、紙箱や化粧箱に表示する許可も得ています。
ベジタブルオイルインキマークは、FSC認証マークと並び、現在様々なパッケージで見ることができる、エコの象徴のようなマーク。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

まとめ

紙箱は、表面に社名や商品名を印字したり、すてきなイラストなどをプリントしたりすることにより、中身の商品をより魅力的にアピールすることができるツールです。
化粧箱と違って、大きさや形状、強度が自由にデザインできるのが、紙箱の大きな特徴のひとつ。
紙箱に入れることにより、商品を摩擦や輸送時の衝撃から守ることができ、商品を安全にお客様に届けることができます。
また、田中紙業の紙箱製作は、環境に配慮した工程を敷いています。
使用する紙やインクついて、再生紙や自然由来のインキを採用しており、製作する紙箱にFSC認証やベジタブルオイルインキマークを表示することもできるので、ぜひご相談ください。

       

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